46cm、1.7kg

 この日も大荒れだった。先客の釣り人グループは表は無理と考え水っ垂れで竿を出していた。潮見もうねりが時々這い上がって来ていたので釣る場所がない。様子見がてら、釣友と2人で少し無理をして安房崎に入った。灯台の裏に波を避けて隠れながらピトンだけ打って夜が明けるまで様子を見ていた。薄明るくなってきて何とが釣りができると判断して竿を出していたが、釣友が安房崎表の右側の30mほど沖の根の手前に投げていた竿の竿先に怪しい当たりが出た。うねりもあるし海草も漂っているので当たりなのかどうか判断がつかない。しばらく待っても入っていかないので「怪しいよ。上げてみたら!」と言って釣友が上げてみると石鯛が掛かっていた。これが釣友の城ヶ島初石鯛であった。